北王流通の冷凍・冷蔵倉庫がヴォコレクトの音声ソリューションを採用

出荷業務の大幅な時間短縮により、生産性30%向上を実現
食品流通の安全性と正確性を確保し、庫内作業者全体の業務レベルの底上げに貢献

東京-2013年1月24日-音声物流ソリューションを提供するヴォコレクトジャパン株式会社 (東京都港区、代表取締役社長 内田雅彦、現インターメック[Intermec Inc.、NYSE:IN])は、関東エリアで食品物流事業を展開する北王流通株式会社(東京都北区、代表取締役 古瀬一英、以下北王流通)の浮島営業所内にある冷凍・冷蔵倉庫(神奈川県川崎市、敷地面積:3,000㎡)に当社の音声物流ソリューション「Vocollect Voice®」が導入され、これまで自動化やシステム化が困難であった冷凍・冷蔵倉庫内の出荷業務において、安全性、正確性を保持・向上させながら 同時に生産性30%向上を実現し、大幅に作業時間を短縮させてお客様満足度の向上に役立つとともに、同社の競争力強化に貢献していることをお知らせします。

北王流通は昭和55年(1980年)の創業以来、東京都北区に本社を構え関東エリアにおいて、埼玉、千葉、神奈川に8つの営業所と4つ冷凍・冷蔵倉庫を有し、在庫管理、荷役作業、輸配送、物流コンサルティング、等といった物流サービスを展開しています。衛生管理や鮮度管理はもちろん小口単位、時間指定など様々な顧客ニーズに対応するため、24時間365日のオペレーションで1都6県をつなぐ自社配送システムを運用しています。このほど音声物流ソリューション「Vocollect Voice®」が導入された浮島営業所の冷凍・冷蔵倉庫では、およそ8,000種類の商品の在庫管理、入出庫作業、仕分け作業を行い、約500軒の最終顧客へ配送しています。

【庫内作業の現状と課題】
冷凍・冷蔵倉庫においては、商品ごとの鮮度管理、温度管理、消費期限管理が不可欠であり、商品ごとの荷姿、名称、呼称、コード表記もまちまちで紛らわしく、現場作業員の目視による確認が不可欠です。さらに、納品先別に仕分ける作業は、出荷締切り時間の制約をにらみつつ 冷凍品質を保ちながら行う必要があります。 結果として、作業員の熟練度への依存が大きく、庫内業務の自動化やシステム化が困難な状況でした。一方で、顧客からの食品物流業務に対する安全性、正確性、低コスト配送への要求は高く、生産性を高めつつ 庫内作業品質の向上を実現できる庫内業務支援ソリューションが求められていました。

【課題解決のためのソリューションの検討】
これまで北王流通では、庫内作業の正確性を確保しながら生産性を高める手段として倉庫管理システム(WMS)を導入し、物流の「見える化」を推進するとともに、更なる効率化を図るためにデジタル・ピッキング(DPS)やデジタル・アソート(DAS)、ハンディターミナルなど様々な機器・装置を検討してきました。多くの最終顧客に商品をお届けするという業務の特性に向いているデジタル・アソートの設置が検討されましたが、仕分け作業以外の前後工程が従来のままではセンター全体を通じた出荷効率の向上までは改善が見込めないことや、これまで同社の競争力を支えてきた運用上のノウハウや、熟練者の思考や判断をシステム上に実装することは困難であり、庫内業務全体のレベルアップには十分ではありませんでした。そこで、ヴォコレクトのパートナーである積水樹脂キャップアイシステム社は、食品物流業への音声業務の適用に経験の深いケイ・アイ・エス・エス社と共に音声ソリューションを提案し、トライアルを実施しました。その結果、生産性の向上だけでなく、作業員のノウハウを活かした他工程での業務標準化においても効果が大きいことが実証され、顧客満足度の向上による同社の競争力強化に資することから導入が決定されました。

【音声ソリューションの成果】
浮島営業所内の冷凍・冷蔵倉庫では、2シフト体制で8名から12名ほどの作業員がピッキングと仕分け作業を行っています。音声ソリューション導入後、全体で約30時間~40時間の時間短縮が図られ、約30%の生産性向上が実現しました。作業精度においても立ち上げ当初目標である、99.97%(出荷15,000件に対して5件以下のエラーに相当)を大きく上回り、音声仕分け作業部分だけでみると99.99%以上の作業精度を実現しました。また、「Vocollect Voice®」の容易な操作性により作業者の業務習得にかかる時間が大幅に短縮され、これまでは約1か月かかっていた新人作業員の習熟期間が、音声業務適用後は1週間もすると作業者単独で業務を行うことが可能になりました。さらに、これまで熟練者のノウハウに依存するところが多かった仕分け業務において、音声業務のシナリオに熟練者のノウハウを取り入れて作業標準化を図ることで、非熟練者を含めた作業員全体の底上げをすることができ、生産性30%向上という大きな成果を達成することが出来ました。

【今後の展望】
北王流通では「安心をつなぐ物流システムサポーター」を経営理念に掲げ、低温物流を通じて食品の安定供給に貢献するサービスを提供しています。常にハイレベルな顧客満足度の追求とコスト競争力を備えるために選択された「Vocollect Voice®」は想定通りの投資回収期間(ROI)の達成も見込まれるなど高い評価を受け、今後は業務範囲を広げて入荷検品への導入や、ドライ品のピッキングや仕分け作業への展開も検討されています。 ヴォコレクトジャパン代表取締役社長の内田はこの度の導入を受けて「安心・安全が大前提の食品物流に特化したサービスで『日本一の作業品質』を目指す北王流通様に、当社の『Vocollect Voice®』が その中核業務での導入に至ったことは、大きな自信になります。また、冷凍・冷蔵倉庫での音声ソリューションは、非常に効果的であることが実証されたことを大変嬉しく思います。」と述べています。この度の「Vocollect Voice®」の導入は、ヴォコレクトのパートナーである積水樹脂キャップアイシステム株式会社が販売を、株式会社ケイ・アイ・エス・エス(東京都台東区、代表取締役社長:田中和弘)が導入を担当いたしました。

ハンズフリー、アイズフリーの作業環境と音声による業務支援で平準化が図られた庫内業務の様子

■北王流通株式会社について
 社名:北王流通株式会社
 代表取締役 古瀬 一英
 設立:1980年10月
 資本金:4,250万円
 Webサイト:http://www.hrg.co.jp/
 営業種目:
 1.一般貨物自動車運送事業(関東・甲信越)
 2.貨物運送取扱事業(関東運輸局管内)
 3.倉庫管理業
 4.冷凍・冷蔵食品の販売

ヴォコレクトについて 
ヴォコレクトジャパン株式会社は、音声物流ソリューションのパイオニアとして知られるVocollect(現インターメック<Intermec Inc.、ニューヨーク証券取引所取引コード:IN>)の日本法人として、2006年に設立されました。Vocollectは、音声物流ソリューションを提供する業界ナンバーワン企業であり、音声技術を通じてお客様のビジネス改善を支援しています。業界屈指の最新テクノロジーに基づく製品とサービスによって、業務効率を高め、様々な成果を収めることが可能となります。 現在では、1,700名以上の音声技術の専門家を擁するグローバルチームが一丸となり、世界2,000社の顧客企業の400,000人もの従業員の方々に活用いただくまでに成長しました。 Vocollect Voiceは、主要なWMSやERPシステムと統合でき、音声を中心とする包括的なビジネス改革ソリューションを提案できる企業へと飛躍しています。詳しくは www.vocollect.com をご覧ください。Vocollect®, Vocollect Voice®は、Intermec IP Corp.の商標または登録商標です。

インターメック社について
インターメック(Intermec Inc.、ニューヨーク証券取引所取引コード:IN)は、様々な業務の向上を図るソリューションを提供する企業です。業界屈指のデータ収集および情報管理ソリューションを開発し、サプライチェーン向けのハイテク機器およびシステム開発からコンサルテーションに至るまでのあらゆるソリューションを提供しています。詳しくは、インターメックのウェブサイト(www.intermec.com)をご覧になるか、お電話(800-347-2636)にお問い合わせください。

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